【JAL/ANA】ホッピングツアー体験談を紹介①（事前準備）

前回の記事ではＪＡＬパックが販売しているホッピングツアーの概要について紹介しました。今回は実際に参加にあたり注意すべき点などについてご紹介いたします。

なおこの体験談は2019年3月時のものなので、最新の情報と異なる場合があります。

ホッピングツアー行程・金額

カバタが実際に利用したのは2019年3月、2泊3日16フライトです。行程・金額は下記の通りです。

予約はオンラインで

ツアーはインターネットを通して申し込みました。前回の記事でも書きましたが、1回の申し込みで16フライト、2泊の予約を取れるのは本当に便利です。

実際に参加したツアー行程

便数	搭乗日	便名	出発時間	到着時間	区間	到着	乗り継ぎ時間
1	1日目	JAL687	8:00	9:55	羽田	宮崎	1:05
2	1日目	JAL3626	11:00	11:55	宮崎	福岡	1:15
3	1日目	JAC3671	13:10	14:15	福岡	屋久島	1:45
4	1日目	JAC3750	16:00	16:35	屋久島	鹿児島	―
5	2日目	JAC3781	7:45	8:55	鹿児島	喜界島	1:35
6	2日目	JAC3830	10:30	10:50	喜界島	奄美大島	2:00
7	2日目	JAC3861	12:50	13:35	奄美大島	与論島	0:55
8	2日目	RAC816	14:30	15:10	与論島	那覇	0:45
9	2日目	RAC705	15:55	17:10	那覇	石垣島	1:20
10	2日目	RAC838	18:30	19:00	石垣島	宮古島	0:30
11	2日目	RAC804	19:30	20:15	宮古島	那覇	―
12	3日目	JAC3715	12:25	13:20	那覇	沖永良部島	0:35
13	3日目	JAC3710	13:55	14:25	沖永良部島	徳之島	0:30
14	3日目	JAC3842	14:55	15:25	徳之島	奄美大島	0:45
15	3日目	JAL3732	16:10	17:00	奄美大島	鹿児島	1:35
16	3日目	JAL652	18:35	20:10	鹿児島	羽田	―

御覧の通り乗り継ぎ時間が短いもので30分。この場合は自分が乗ってきた飛行機が目的地に着いたと同時に次の便の搭乗手続きが始まっていることとなり、自分が乗ってきた飛行に数十分後にすぐに搭乗するという、普通の人が聞いたら意味不明な作業をしています。

この場合、ＣＡさんも同じ方になる場合が多く、ＪＡＬ回数修行僧が耐えなくてはいけない「お帰りなさい」挨拶攻撃に合うことになります。

ツアー代金は結構高額

カバタが参加して3月の行程だと159,800円（8%消費税込み）と結構高額。

けれども、全部で16フライトと宿泊費2泊があるので、1泊1万円としてフライト代が約14万円。1フライト約8,750円となるのでローカル路線がほとんどとはいえ、1フライト１万円以下で乗れるのだから意外に安価とも考えられます。

宿泊先は慎重に選んで

私が参加した行程では、1泊目が鹿児島、2泊目が那覇となっていました。このツアーは複数のホテルから希望する宿泊先を選ぶことができます。（宿泊先によって追加料金がかかる）

当然夜はフライトはないので、つかの間の観光を楽しむことができます。しかし、あまり空港から離れたホテルを選ぶのはおすすめしません。

このツアーは飛行機に乗るのが第一目的

日程表を見てもフライトは朝早いものもあります。例えば上記行程表では2日目は7:45出発です。ということは、7:00までには空港に到着する必要があります。

空港から離れたホテルを選ぶと前日疲れ切った体にムチを打ち早起きしなくてはいけまんが、空港に近いホテルを選べばそれだけ体を休めることができます。

宿泊先は空港からの距離で選ぶべし

私の日程では鹿児島に1泊するものでしたが、迷わず「かごしま空港ホテル」を選びました。ホッピングツアーで例年選択できるのは次の３つ。

• かごしま空港ホテル
• ソラリア西鉄ホテル鹿児島
• JR九州ホテル鹿児島

このうち、「ソラリア西鉄ホテル鹿児島」と「JR九州ホテル鹿児島」は鹿児島市内の一等地にありますが、空港は市内地から40~50分ほど車で郊外に出たところあるため、朝から1時間バスに揺られなくてはいけません。2日目のハードスケジュールをこなすことを考えると朝の1時間でも体力を温存する方がベターだと思います。

ちなみに2泊目は那覇市内だったのですが、那覇はモノレールが空港直結しているのでそこまで心配する必要はありませんでした。

鹿児島空港 から 鹿児島中央駅

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「かごしま空港ホテル」は名前の通り空港が目の前

一方で、「かごしま空港ホテル」はその名に恥じず、空港が目の前なので宿泊翌日のスタート時に体力の温存を図れます。

ホテルは空港の到着ロビーから徒歩で10～15分ほど。(空港なのでやはり広い）道は真っすぐで、ほかに高い建物がないのですぐに見つかります。また、電話すれば送迎バスがあるので、5分もかからずに迎えに来てもらえます。

空港の目の前ということで客室からも空港を一望することができます。（24時間空港ではないので夜は静かです）鹿児島空港は日本エア・コミューター（JAC）の拠点ということもあり、夕方～夜になるとJAC保有機体が終結して飛行機ファンには嬉しいところ。

また、かごしま空港ホテルで嬉しいところは周辺に西郷公園以外の観光地がないためなのか、ホテル館内で使える「2000円クーポン」がもらえます。館内にレストランがあるので夕食に使うのがおすすめです。

早めに到着できれば西郷公園が鹿児島空港の目の前にあります。館内には西郷隆盛に関する資料などが展示されているので幕末好きの方にはお勧めです。

ツアー参加にあたって注意すること

準備編の最後はカバタがツアー参加にあたって注意すべきだと考えることを３点まとめましたので参加準備をされる方はぜひ参考にしてください。

荷物は手荷物用のバック１つまで

このツアーは常人の考えを超える以上に飛行機に乗りまくります。空港の乗り継ぎ時間も短いと30分と荷物をその都度預けている暇はありません。

そのため、このツアーに参加する際には必ず飛行機に手荷物として持ち込む必要があります。JALグループでは機材（飛行機）サイズにより機内に持ち込める荷物サイズが異なります。

ホッピングツアーではプロペラ機を含む小型機に乗るため、必ず下記の条件を満たしたバックでご参加ください。（もちろん、小さい鞄などは別に持ち込めます）

乗り継ぎ時間確認表

ホッピングツアーではほとんど空港から出ることができないツアーです。飛行機に乗っているだけなので自分で何かを考えて行動をとることはありません。

しかし、飛行機の到着が遅れたり、欠航してしまった場合などは全て個人で対応しなくてはいけず、乗り継ぎの空港でどのくらい時間があるのかを気にして、意外にドキドキします。

また、順調に行程を消化していても到着した空港での休息時間や周辺散策などの時間が気になります。そのため、カバタは各空港での乗り継ぎ時間を記載した行程表を作成してスマホなどで確認していました。

JALパックからは搭乗に使えるQRコードが記載されたEチケットが送られてくるのですが、乗り継ぎ時間は記載されていないのでご自分で作成されることをお勧めします。

高性能ヘッドフォン・イヤホン

カバタはあまり必要ないと感じたのですが、ホッピングツアーではプロペラ機を多く利用します。そのためジェット機よりも騒音を強く感じる方が多いと聞きます。（プロペラ機独特の音に慣れていないとも考えられますが・・・）

そのため、音に敏感な方はアクティブ・ノイズキャンセリング（ANC）機能が付いたヘッドフォン・イヤホンを用意するといいと思います。

もちろん必須ではありませんし、プロペラ機にあまり乗る機会のないカバタは逆に音も楽しみました。

まとめ

今回はホッピングツアー参加にあたっての事前準備などについてご紹介しました。次回は実際に参加している様子についてお届けします。