【話題】マイナンバーカードが保険証に？登録をお勧めしない理由

2021年3月からマイナンバーカードが健康保険証の代わりとして使えるようになります。これまでコンビニでの住民票発行や身分証明書（断れることもありますが）として使えていましたが、もう一つ機能が追加されることとなります。

今回はマイナンバーカードを保険証として使うことについてのメリット・デメリットについて解説します。また、カバタの考えもお伝えします。

この記事で分かる事

マイナンバーカードが健康保険証の代わりになる

前述のとおりマイナンバーカードが保険証になる。ちなみにこの記事でも紹介した通り、「マイナンバー」と「マイナンバーカード」別物です。マイナンバーカードは写真が入ったプラスチック製のカードで、マイナンバーは個人に附与された番号のことです。

従来であれば加入している健康保険組合から発行されたカード型（もしくは手帳型）の健康保険証を使って医療機関を受診してきました。しかし、2021年3月からマイナンバーカードを事前に登録しておくと、保険証代わりに使えるようになります。

ちょっと近未来的だと感じたのが、医療機関が自動認証機能付き端末を導入していた場合、自動受付をしてくれるようになるとのことです。もちろん費用がかかることなので、全ての医療機関で使えるわけではありません。

また、過去の服薬記録や健康診断結果なども連携されて、より医療場面での活用ができるとのことです。さらに、領収書を管理しなくても確定申告時に医療費控除ができるようになり便利になります。

前述のとおり国はマイナンバーカードを便利にしようと努力しています。しかし、便利になるよいうことはそれだけリスクがあるということです。

では、メリット・デメリットを解説していきます。

いろいろとメリットはありますが、一番目玉となるのが健康情報の管理ではないでしょうか。正直素人が医療従事者に自分の症状を正確に伝えるのは難しく、健康診断や服薬履歴などは一部の方にはメリットになると思います。

続いてデメリットを解説します。カバタが考えるデメリットは次の通りです。

まず、第一にマイナンバーカードを持ち出さなくてはいけないことです。そもそも、国がいくら情報漏洩は無いと言ってはいますが、マイナバーそのものがカードに印刷されている時点でなるべく家の外に持ち出すべきでありません。

カナダにもマイナンバー制度に似た番号制度があるのですが、カナダでは番号は持ち出すものではなく記憶して必要な場合入力・記入するものとカナダ人が言っていました。

メリットとあげられているほとんどは、医療機関がマイナンバーカード読み取り端末を導入して、かつ診療をオンライン管理しているところで対応がされると考えらます。

そのため実際にメリットを享受できるのは大きな病院などだけになると思います。正直、近所の昔ながらの診療所でこんな機械を導入するとは思えませんし、しかも、現在紹介状を持たずに大きな病院に行くと追加料金を取られてしまいます。

結局は従来の保険証を求められることが多くなると思います。

当たり前ですが、マイナンバーカードを健康保険証として使う最大のメリットは医療機関の連携と医療費控除の利用です。

しかし、若い人は日ごろから医療機関にかかることは少なく、健康な方が多いと思います。そのため、前述のメリットは発生しません。

しかも、使えないかもしれないカードの保険として従来の健康保険証も持ち歩かなくてはいけず財布の中のカードが増えるだけという笑えない状態になりかねません。

以上より、カバタはメリットよりデメリットが大きいと思い、マイナンバーカードを保険証として登録しません。そもそもこれまで健康保険証で困ったことは一度もないです。

高い個人情報を財布に入れて持ち歩くことを考えれば、従来通りの保険証を使い続けます。

まとめ