「お金をおろしたいけどいつもATM手数料がかかって高い」「コンビニでお金をおろしたい」「お得に銀行を使いたい」と皆さん考えているかもしれません。以前ほどではありませんが、メガバンクは利用条件によりATM手数料の優遇を受けることができます。
今回は3メガバンクの優遇サービスをまとめます。
3メガバンクの優遇サービスと達成条件
各行の手数料一覧概要(2020年9月5日時点)を紹介しますが、細かい条件がつきますので自分がどのようなサービスを受けられるかは必ずご自身でHPなどをご確認ください。本HPの情報により損害が生じても責任を負いかねます。
三菱UFJ銀行
1か月あたりの優遇内容です。三菱UFJはシルバーランクまでは容易に達成することはできますが、プラチナレベルには少しハードルが高いと感じます。住宅ローンは別として貯金500万円もしくはカード利用が現実的です。
詳しい情報は必ずこちらからご確認ください。なお、コンビニATMは下記のマークがあるATMが対象です。
ランク | 自行 ATM優遇 | コンビニ ATM優遇 | 他行振込 手数料 | 達成条件 |
ホワイト | 何度でも 0円 | ✖ | ✖ | 三菱UFJダイレクトの契約+登録 + ①預金残高10万円以上 または ②三菱UFJデビットの利用代金の引き落とし または ③クレジットカード利用代金の引き落とし |
シルバー | 何度でも 0円 | 2回まで 0円 | ✖ | 三菱UFJダイレクトの契約+登録 + ①預金残高30万円以上 または ②給与振込10万円以上 または ③NISA・つみたてNISA代金の自動振替設定 または ④MUFGカード利用代金の引き落とし |
プラチナ | 何度でも 0円 | 3回まで 0円 | 3回まで 0円 | 三菱UFJダイレクトの契約+登録 + ①預金残高500万円以上 または ②MUFGカード、プラチナ・アメリカン・ エキスプレス・カード利用代金引き落とし または ③住宅ローンの利用 または ④借入残高500万円以上 |
三井住友銀行
三井住友銀行の手数料優遇は大きく分けて2つに分けれれます。「SMBCポイントパック」と「ATM手数料優遇」です。それぞれ自分の目的にあった条件検討してください。
1か月あたりの優遇内容です。詳しい情報は必ずこちらを確認ください。
本支店および三菱UFJ銀行店舗外ATM時間外手数料無料・コンビニATM利用手数料無料条件(時間外手数料無料含む)
詳しくは必ずこちらをご確認ください。
達成条件備考 | |
*1 | 「当月」に給与受取または年金受取(※)の実績があること ※通帳に「給与」「年金」と表示される明細が対象となります。年金受取は当月、または、前月に実績があることが条件となります。 ※事業でお使いの口座の場合、給与受取があっても手数料無料の対象とはなりません。 |
*2 | 「当月」の所定日にご本人さまのSMBCポイントパックご契約口座(残高別金利型普通預金口座)から以下のクレジットカード会社のクレジットカードご利用代金のお引き落としがあること a.三井住友カード b.SMBCファイナンスサービス ※法人カード(個別決済型を含む)および一部の提携カードは対象外となります。当行所定のお支払・お引落し方法以外(支払日に残高不足等で引落しができない場合やお振込によるお支払等)は対象外となります。 |
*3 | 「当月末」のお預かり資産(円預金・外貨預金・投資信託等)の残高合計額が30万円相当額以上あること ※個人向け国債等、債券保護預かりについては、受渡日以降お預かり資産の対象となります。 ※お預かり資産として、個人年金保険、一時払終身保険、証券仲介に関するお取引等は対象外となります。 |
*4 | 「当月末」にWeb通帳のご契約があること ※SMBCポイントパックご契約口座(残高別金利型普通預金口座)にWeb通帳のご契約があることが条件です。それ以外の普通預金口座でWeb通帳のご契約をいただいても手数料は無料となりません。 |
*5 | 「当月末」にSMBCデビットのご契約があること |
また、毎月25日と26日(土日祝日の場合は直前の営業日)は自行ATM時間外手数料が無料となります。
SMBCポイントパック
三井住友銀行では他行では見られないポイント制度を採用しています。これは三井住友銀行と三井住友カードの間でポイント交換を行うことなく、どちらでも同じポイントが貯まり、振込手数料割引や景品交換等に利用ができるSMBCグループ共通のポイントのことです。
銀行やクレジットカード会社が指定する取引を行うことによってポイントがたまり、銀行手数料をポイントで支払うことができるようになります。
詳しくはこちらをご確認ください。
みずほ銀行
1か月あたりの優遇内容です。みずほ銀行は他の2つの銀行に比べて高位ランクを達成しやすいと感じています。給与振込があればAランクはすぐに達成できますし、Sランクも日本国債など低リスク資産を預けていれば達成できます。
実はカバタもみずほ銀行で100万円分の日本国債を購入しています。国債の利息自体は雀の涙なのですが、購入手数料はかからないうえ振込手数料が月に3回無料になるため年間「220円×3回×12か月=7920円」分無料で利用できるようになります。これは100万円に対して0.792%相当の利息になり、家賃の支払いなど必ず行うものなので利用しない手はありません。
詳い情報は必ずずこちらからご確認ください。また、みずほ銀行の場合、コンビニATMはファミリーマート等に設置されているE-netのみが対象となります。
自行 ATM優遇 | コンビニ ATM優遇 | 他行振込 手数料 | 達成条件 | |
Bランク | 何度でも 0円 | 1回まで 0円 | ✖ | みずほマイレージクラブへの加入 + ①預金残高月末合計30万円以上 または ②J.scoreのスコアを取得し、みずほ銀行との情報 共有に同意 |
Aランク | 何度でも 0円 | 2回まで 0円 | ✖ | みずほマイレージクラブへの加入 + ①「みずほのキャッシュレス商品」毎月の利用 または ②引落口座をみずほ銀行に設定しているオリコ カードの利用(3千円以上) または ③積立投資信託の毎月合計1万円以上の引き落とし または ④給与受け取り または ⑤みずほの学割への加入 |
Sランク | 何度でも 0円 | 3回まで 0円 | 3回まで 0円 | みずほマイレージクラブへの加入 + ①みずほマイレージクラブカードまたは みずほJCBデビットの年間合計100万円以上の利用 または ②みずほ銀行・みずほ信託銀行・みずほ証券の 資産運用 商品(投資信託[MMF・MRFなどを除く]・ 金銭信託[財産形成信託などを除く]・外貨 預金[特約付き定期預金を含む]・公社債 [個人向け国債を含む]・株式など)の月末の 最終残高が100万以上 または ③みずほ銀行の借入(住宅ローン・カードローン など)の月末残高がある |
ATM手数料だけで考えるおすすめの銀行は三井住友銀行
三大メガバンクのATM手数料無料条件を紹介しましたが、ATM手数料無料条件だけで考えると三井住友銀行です。
理由としては下記の2点です。
料条件が給料振込だけで済むので達成条件が緩い
これは文字通りの条件なのですが、給料受け取りと通帳に記載されるだけでATM手数料が無料になります。三菱UFJやみずほ銀行も同様の条件を付けていますが、回数が少なかったり、最低給与金額が指定されていたりと使い勝手が悪いです。
その点三井住友銀行は「給与」「年金」と通帳に記載がされさえすれば月3回までATMを無料で使えます。
大手コンビニATMの利用ができる
大手コンビニATMを月3回まで使えることも重要な点です。こちらの記事でも紹介した通り銀行ATMよりコンビニATMの方が使い勝手はよいです。もちろん家の目の前にATMがあれば別ですが、多くの人にとってコンビニの方が身近だと思います。
三菱UFJ銀行はコンビニATMが無料になる条件が厳しいですし、みずほ銀行はファミリーマートに設置されていているE-netでしか無料になりません。
達成条件が緩く大手コンビニATMでの優遇を受けられる三井住友銀行が優秀です。
まとめ
3メガバンクのATM手数料無料条件をまとめました。キャッシュレスが世の中の流れですが、まだまだ現金は必要ですよね。
よく利用する銀行の無料条件を抑えて可能な限り支払う手数料を減らしましょう。