「貯金するために節約がしたい!」「家計簿をつけたいけどどうすればいい?」「毎月何となく生活していたら月末にはお金がないけどどうすればいいのか?」という悩みの解決策を解説します。
貯金の前にまずは自分支出を知る
みなさん一日に使っている金額を答えられますか?・・・・貯金ができない方の多くはこの質問には答えられないかと思います。このようなタイプの方は財布にある分だけお金を使いがちです。そのため、給料日前には収入があっただけ使いきってしまうのです。
もちろん、お金を使わずに生活をすることはできません。しかし、生活するために使う必要があるお金【消費】と使う必要がないお金【浪費】は異なります。そのため、貯金を始める第一歩として自分が使っているお金がどちらなのかを知る必要があります。これをしないと貯金=未来のためのお金【投資】が残ることはありません。
家計簿をすぐにすぐに始められれば理想的ですが、慣れも必要なのでまずはこの3つの支出をカテゴリー別に分ける練習から始めてみて家計簿に進むことをお勧めします。
支出を知るためのステップ
支出を記録する
支出を知るためにはまず、支出した金額を記録する必要があります。いろいろと方法がありますが、貯金初心者にお勧めしたいのがレシート保管法。方法は買い物をしてレシートや領収書を捨てずに保管するだけです。
もちろん最終的に集計する必要はありますが、レシートを捨てないだけで簡単に自分の支出を記録することができます。また、口座引き落とししている公共料金などは通帳をみればすぐにわかります。
電車やバス代を現金で支払ったり、自販機でSuica/PASMOを使ったときなどレシートが出ない支出がありますが、この場合は携帯のメモなどで記録を取ってください。
うっかり忘れてしまった場合でも、レシートが出ないお店での支出は比較的少額なことが多いので、ざっくりと記録してみましょう。<例>電車賃165円→200円など
大切なのは自分のお金の使い方の傾向を知る事。1円単位で記録しようとせず、ざっくり1か月間記録しましょう。期間は給料日直後がおすすめです。
支出を3つに分ける
レシートを捨てずに保管をした後はレシートを3つのカテゴリー(科目)に分けましょう。本当は家計簿をつけた方がいいのですが、初心者はおおよその金額を把握できればば十分です。
いきなり難しいことを初めて挫折するよりも、まずは準備運動をしてから次のステップに進むのがおすすめです。
具体的な3つのカテゴリー次の通りです。
- 【消費】使う必要があるお金
- 【浪費】使う必要がない金
- 【投資】未来のためのお金
【消費】使う必要があるお金
この科目は生活する上で絶対に使う必要がある科目です。浪費の項目と分かりにくいものもありますが、「現代人として生きる上で欠かせないもの」で代表的なものは衣食住など次の通りです。
判断に迷ったら、生きていくには必要だけど、生活の質はあまり上がらないものと考えてください。
- 食費(自炊のための食材費や最低限のランチ代)
- 住居費
- 水道光熱費
- 服飾費
- 医療費
- 通信費
- 交通費 など
*税金などはこの時点では考えなくて大丈夫です。大きい支出ですが、自分の力で金額を変えることが難しいからです。
【浪費】使う必要があるお金
この科目は生きるためには必要ないけれども、生活の質を上げるために使う科目です。消費の科目と迷うものもありますが、生きるために必要かどうかで区分します。
- 交際費(友人との飲み会費など楽しむための支出)
- 外食費(気分転換のための外食費など)
- 嗜好品(お酒やタバコ、コーヒー代など)
- 遊興費(遊ぶためのお金)
- カフェ代、飲料代
- 旅行代金
- 必要異常な贅沢
【投資】未来のためのお金
この科目は必ずしも生活する上で必要はないけれども、将来の自分や家族、友人のために使う必要があるものです。判断に迷ったら将来自分や家族の生活が楽になることや大切な人のために使うお金、収入を増やすための支出とイメージしてください。
- 貯金
- 交際費(冠婚葬祭、大切な人へのプレゼント代)
- 教育費(子供/自己投資)
- 優良な金融商品への投資
- 仕事を効率化するための支出(PCの購入など収入を増やすたの支出)
支出を集計する
3つの科目に分けられたら集計です。やり方は計算しやすい方法でかまいませんが、おすすめはExcelです。ノートと電卓でも構いませんが、集計が大変になるので修正がしやすいパソコンがいいかと思います。
支出を振り返ってみる
集計が終わったら金額を振り返ってみましょう。恐らく予想以上に【浪費】の金額が大きかったのではないでしょうか。人間意識しないと、どんどん欲望のままお金を使ってしまいます。
もちろん浪費をしないのも生活に潤いがなく、つまらない人生となってしまいます。しかし、欲望のおもむくままにお金を使ってはいくらあっても足りません。ここで大切なことは「必要(needs)」と「欲しい(wants)」をバランスをとる力です。
次の段階でどのようにして家計を改善していくかを解説します。詳しくは次の記事で。
まとめ
- まずは記録をつけてみよう(レシート保管)
- 【消費】【浪費】【投資】の3つのカテゴリーに分けよう
- 支出を振り返って「必要(needs)」と「欲しい(wants)」を判断しよう
この3つができれば次のステップに進もう!できなかったらもう一度トライしよう。絶対にできるはず!
コメント
[…] 以前の記事で支出を「消費」「浪費」「投資」の3つに分けて管理することについて説明しました。集計したけど「どう使っていけばいいの?」「集計だけすればいいのか?」「あ~浪費が多いな~。でもまぁいっか」などと感じている人に、今回はこの結果をどのように活用していくのかを解説します。 […]
[…] 今回は以前ご紹介した「【貯金】貯金を増やす毎月の行動 確実にお金を貯める簡単なたった一つの方法」と「家計簿の始め方 貯金をするために支出を3つに分ける」も参考になので、ぜひこちらの記事も一読ください。 […]