【貯金】貯金するための銀行口座はどう使う?おすすめの使い方を紹介!

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皆さんはどの金融機関の口座を利用して貯金をしていますか?「1つしか使っていない」「昔親が作ってくれたゆうちょと地銀を使っている」「勤め先から指定された口座しかつかっていない」という方も結構いるのではないでしょうか。

実はお金を貯める上でとても重要なのが、銀行口座。富を貯めるための必要不可欠な宝箱なんですから当然です。しかし、本物の宝箱とは違い、選び方、使い方次第で宝箱にも宝泥棒にもなりうる厄介な存在です。

特に口座を一つしか持っておらず、給与振り込み、公共料金の引き落とし、貯金、全て同じ口座で済ませている人が一番危険です。

今回の記事では「いくつ持っていればいいの」などの疑問も含めて、銀行口座を30近く持っているカバタがお金が貯まる使い方を解説します。

なお、具体的にどの金融機関に口座を解説したらいいのかは別の記事で紹介しますので、こちらも参考にしてください。

この記事で分かる事
  • 口座を役割別に使い分けなくてはいけない理由
  • 口座を最低4つ作らなくてはいけない理由
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口座を役割別に使い分けなくてはいけない3つの理由

さて、早速ですが口座を使い分けなくてはいけない理由は次の3点です。

  1. 手元にあるお金はある分だけ使い切ってしまうから
  2. 目的別にお金を管理するため
  3. 目的にあった金融機関を選ぶため

手元にあるお金はある分だけ使い切ってしまうから

これは皆さんなんとなく想像がつくかと思いますが、人間手元にお金があると使い切ってしまいますよね。子供のころから貯金ができている方は別として、財布に入れておいた、5,000円なんてカバタは今でもすぐに使い切ってしまう自信があります。

実はこの現象名前がついていて、提唱した人の名前をとって「パーキンソンの法則」と呼ばれております。内容的には次の2点ですが、正直どちらも心当たりがありますよね。

このような法則が提唱されるくらい、洋の東西を問わず人間手元にあるだけのお金を使い切ってしまうものです。なので、お金を使わないために、使う分だけ(予算分だけ)残す必要があるのです。

パーキンソンの法則
  • 仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
  • 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

*「時間」も「お金」もあるだけ使い切ってしまうということです

目的別にお金を管理するため

子供のころ欲しいゲームやおもちゃがあって、お年玉やお小遣いで貯金したことはないでしょうか。そのころは、支出(欲しいもの)が少なかったので、管理ができていましたが、大人になるとそうはいきません。

年払いで支払っている保険料や家電が壊れた時のための備え、自動車の車検代、固定資産税など支払い回数は少ないけれども、まとまった金額が必要になるものは一定額を毎月積み立てておく必要があります。

この時に給与口座にまとめて入れておくと前述のとおり使い切ってしまうため、目的別に管理が必要になります。カバタもネット銀行に目的別口座を複数設定して管理しています。

目的にあった金融機関を選ぶため

そして三つ目の理由はお得に使うために目的にあった金融機関を使うためです。この記事で解説した通り、金融機関が提供している基本的なサービスは共通しているのでどこも大差はありません。

しかし、金利や振込手数料などの条件が違うほか、金融機関の特色により得意・不得意な業務があったります。例えば、金利が高い金融機関は貯金をするのに向いていますし、ATMが便利な口座は支払い口座に向いているなどです。口座を使い分けなくてはいけない3つの理由

口座は最低4つは必要

以上の3つの理由を踏まえ、お金を貯めていくには役割に応じて最低4つの口座が必要になります。

それぞれの役割は、①「給与口座」(入れる口座/支払う口座)、②「取り分ける口座」(お金の一時避難先)、③「貯める口座」(お金を貯め先)、④「増やす口座」(お金を働かせる口座)となりますので、詳しく解説します。

必要な口座は4種類
  • 給与口座(入れる口座/支払う口座)
  • 取り分け口座(将来的に使う帰省費用、年払い費用、臨時支出)
  • 貯める口座(毎月一定額を積み立てる口座)
  • 増やす口座(投資信託の購入などお金を増やすための口座)

給与口座(入れる口座/支払う口座)

この口座の役割は給与(収入)の振込先と口座払い、カード引き落としの支払いという2つの役割をもつ口座となります。

中には、収入と支払いを別の口座にしている方もいらっしゃる方もいるかとは思いますが、カバタは同じ口座にしています。その理由は収入と支払いを別口座にすると資金移動の手間が増えるからです。

後述しますが、取り分ける口座と貯める口座は毎月定額を給与口座から移動させることになります。この定額移動については自動化することができるのですが、一方毎月の支出は固定ではないため手動で操作しなくてはいけません。

忙しいなかで、電気代や水道代、カードの使用代金を計算してわざわざ支払い専用口座にお金を移動させるのは正直現実的ではありません。

一方で、給料が入る口座とお金が出ていく口座を一緒にすることで、無駄な作業を省くことができます。

取り分け口座(お金の一時避難先)

取り分ける口座は将来使う予定のお金を一時的に避難させる口座です。

例えばお盆や年末の帰省、年払いの保険料、固定資産税など、必ず支払うまとまったお金ってありますよね。ですが、一度当たりに支払う金額が大きいため1か月の収入から支出するのは難しいものです。

そのため、毎月一定額を給与口座から取り分けて、支払いの準備をすることをお勧めします。

例えば、年2回の帰省費用に合計6万円、保険料に3万円、固定資産税に12万円かかると仮定した場合、5,000円+2,500円+1万円=17,500円を毎月取分け口座に移動させます。そして、支払い時にこの取分け口座から取り崩せば、家計に大きな影響を与えずにやりくりすることができます。

貯める口座

貯める口座は文字通り、お金を貯めていく口座になります。前の2口座とは異なり、お金が入ることがあっても、出ることはない貯蓄専用口座になります。

パーキンソンの法則で説明したとおりお金はあるだけ使ってしまう傾向があるのに加えて、使いにくい環境を作ることが目的です。

そのために、貯めるお金を専用口座に移動させるのですが、特にこの口座は入金専用口座になるため、通帳などの取引履歴には入金しか残りません。カバタも経験があるのですが、実はこれが重要で、このような口座から引き出すのって少し勇気がいるんです。

増やす口座

増やす口座はこれまで紹介した役割の口座とは異なり、「お金を守る」というよりも「お金に働かせる」という口座です。具体的には銀行口座ではなく、証券口座になります。

現在メガバンクの定期預金は0.002%となっており仮に100万円を1年間預けたとしても20円しか利息がつきません。しかもここから、税金が引かれてさらに受け取る金額が減ります。仮にこの利率だけで元金100万円が倍になるまで待つとしたら、なんと3万6,000年かかります。

3万6,000年前とは、日本では縄文時代最初期、エジプトではピラミッドはおろか、ファラオも誕生していません。日本に移住してきたばかりの縄文人が土器を焼いて稼いだ100万円を銀行預けてようやく最近200万円に増えたということです。

一方で1990年の郵便貯金の定期金利がいくらだったかというと6.08%です!今とは比べ物にならないくらい高金利でした。この場合、預けたお金が倍になるには12年しかかかりません。

私たちの祖父母、両親の時代までは銀行に預けていれば順調に増えていく時代で、現在の約3,000倍効率良く、しかも安全にお金を増やせていました。しかし、現在は普通に預けるだけではお金は増えませんので、専用の増やす口座を持つことが必要です。

お金の流れ

お金を貯めるための4つの口座の役割について説明しました。お金の流れを図にしてみると下記の通りです。

まず①「給与口座」に収入が入り、そこから必要な支出を精算します。そして、②「取分ける口座」と③「貯める口座」、④「増やす口座」に定額を移動させます。この時によけいな手間や手数料などがかからないようにすることが必要です。(具体的な方法はこちらの記事を確認ください)

また、③「貯める口座」と④「増やす口座」からは可能な限りお金を引き出さないことです。

まとめ

お金を貯めるための4つの口座について解説しました。特に1~2個しか口座を持っていないという方はなるべく早く口座を増やして行動してみましょう。

「お金に色は無い」とは言いますが、直接色を付けられないお金に色を付けていくことにつながります。

次回の記事では具体的にどの口座がおすすめなのかを解説します。

コメント

  1. […] 前回の記事では、口座は役割別に使い分けることを提案しました。 […]

  2. […] この記事で解説したとおりお金を役割別に管理するため貯蓄口座に移さなくていけません。その理由としては手元にあるお金を使い切ってしまう前に貯蓄分だけあらかじめ取り分けておく「先取貯金」をする必要があるのです。 […]

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